アカウント毎の設定・メールサーバー・POP3/IMAP4(Ver6.70対応版)
受信メールサーバーの種類
 受信メールサーバーがPOP3サーバーかIMAP4サーバーか指定します。普通はPOP3です。



POP3風にメールをダウンロードするだけのモード
 IMAP4サーバーを対象として、プロトコルとしてはIMAP4を使うけども、あたかもPOP3であるかのごとく動作させるモードを指定します。
 IMAP4プロトコルというのは、本来、メールはサーバー上にのみ存在し、メールクライアント(秀丸メール)はサーバー上のメールをのぞき見する用のソフト、というような位置づけになるものです。しかし、この「POP3風」にした場合には、そういう概念は一切無視して、とにかくPOP3的に「メールはサーバーからダウンロードして、あとはクライアントまかせ」的な動作をします。
 このモードを選ぶ場合、例えば他のメールクライアントやWebブラウザを使ったメールアクセスを併用するとしたら、「アカウント毎の設定・メールサーバー」の「受信したメールをサーバー上に残す」をONにしないと大変都合が悪いことになります。それについては最大限の注意をお願いします。

IMAP4サーバーのフォルダ名による振り分け方法:
 IMAP4サーバーからダウンロードしたメールには、秀丸メールの方で独自に「X-TuruKame-IMAP-Folder:」のヘッダが埋め込まれ、このヘッダの中に、IMAP4サーバー上でのフォルダ名が入ります。フォルダ名は、IMAP4サーバーが返すUTF-7エンコードされた文字列そのままの形式になります。
 このヘッダを使ってメールを振り分ければ、IMAP4サーバー上のフォルダと同じような状況を秀丸メール上でも再現できます。


IMAP4的にフォルダやメールを同期させるモード
 このモードを選択すると、可能な限りIMAP4クライアントに近い動作をします。具体的には以下のような処理を行います。
  • 受信の動作として、POP3風の場合には、前回受信時と今回受信時を比較して、前回受信時にサーバー上に存在してなかったメールを受信するのであるけども、こちらのIMAP4的モードを選択した場合、前回と今回の差分という概念は無くなり、とにかく秀丸メール上に存在してないメールをすべて受信する動作をします。
  • 秀丸メール上でメールを削除したりゴミ箱に入れたりすると、そのメールは次回受信時にサーバー上から削除されます。「アカウント毎の設定・メールサーバー」の「削除されたメールは次回受信時にサーバー上からも削除する」に相当する処理が必ずONになります。
  • メールの移動/コピーもサーバー上に反映させる」をONにすると、メールを移動/コピーした操作についても次回受信時にサーバー上に反映されます。振り分けでメールが移動した場合も、その移動がサーバー上に反映されます。
  • 受信時に、サーバー上のフォルダ一覧を秀丸メール上にも再現します。
  • 他のフォルダから移動/コピーされたメールについては、そのメールが受信系のメールであれば、そのメールがIMAP4サーバーにアップロードされる動作となります。(Version 6.46β9より)
  • 他のフォルダへ移動したメールについては、そのメールはIMAP4サーバー上からも削除されます。(Version 6.46β9より)
  • 受信時の自動振り分けでメールが別アカウントにバイパスされる場合、例えばIMAPアカウントから他のアカウントへメールを移動する振り分けアクションがあると、その移動したメールはサーバー上から削除され、逆にIMAPアカウントへ別アカウントからメールが移動してきた場合は、そのメールがサーバーにアップロードされます。(Version 6.46β9より)
 メールの未読/既読のフラグについてはサーバーと同期させる機能はありません。
 その他、完全なIMAP4クライアントと比べると機能不足がいくつかあります。例えばIMAP4サーバー上にフォルダを作ったりフォルダを削除したりする機能がありません。


重複メールは受信しない
 このオプションをONにすると、受信するメールのMessage-IdとDate:ヘッダを見て、同じMessage-Id/Date:のメールがすでに存在してる場合はそのメールは受信しないで破棄するようになります。
 IMAP4サーバーがメールに割り振る識別子(UID)が、何らかの理由で変化することがあり、そうすると、同じメールを何回も受信してしまいます。そういうことがある場合はここのオプションをONにするのがお勧めです。

 ここのオプションをONした結果受信されなかったメールがある場合、受信後のステータスバーに「n通のメールが重複してました」のような表示がなされます。


メールの移動/コピーもサーバー上に反映させる
 このオプションをONにすると、メールを移動/コピーしたこともサーバー上に反映させます。ここのオプションをONにすると、メールを移動/コピーした場合に、どのメールをどこに移動/コピーしたかを別途記憶するようになり、次回の受信時に、その記録された情報にしたがってメールの移動/コピーの処理をし、それからメールを受信する動作をします。
 移動/コピーされたメールは、サーバー上からもう一度ダウンロードされて、元のメールは削除されるような、いわゆるメールの置き換えのような動作が実行される形なります。そのとき、以前のメールの「未読/既読」の状態およびマークのON/OFF状態だけは可能な限り引き継ぎされます。他の情報(メモ内容や色指定、改変内容など)は破棄されるので、ご注意ください。
 受信時の自動振り分けによって移動したメールについては、その受信動作時にはサーバー上ではメールは移動しなくて、次回の受信時に移動/コピーされる動作となります。ちなみに振り分けによってコピーされたメールについてはサーバー側には反映されません。(今のところ制限事項)


ゴミ箱用のフォルダ指定
 Deleteキーでメールをゴミ箱へ移動する時、普通だとアカウント直下にある「ゴミ箱」のフォルダにメールを移動する動作になります。ですが、ここのオプションをONにして、特定のフォルダをゴミ箱用として指定すると、Deleteキーでメールを移動する先の対象が、ここで指定したフォルダになります。
 ゴミ箱フォルダ自体を同期する動作とはちょっと違うので、その点ご注意ください。


草稿フォルダの同期
 秀丸メールの草稿フォルダとIMAP4サーバー上の特定のフォルダを同期させます。普通はIMAP4サーバーの"Draft"って名前のフォルダと同期させるよう指定します。
 ここのオプションがONの場合、以下の動作がなされます。(同期対象のフォルダを仮に"Draft"だとして書きます)
  • 草稿フォルダに何かメールを保存すると、そのメールがDraftフォルダにも保存され、受信のタイミングでそのメールがIMAP4サーバーにもアップロードされます。
  • 草稿フォルダのメールを更新(上書き保存)すると、Draftフォルダ上の同じメールについても受信のタイミングで同期されます。
  • 草稿フォルダのメールをどこか別のフォルダに移動したり削除したりすると、Draftフォルダ上の同じメールも削除されます。
  • Draftフォルダに何か新しいメールが届くと、それと同じ内容のメールが草稿フォルダにも生成されます。

 草稿フォルダとDraftフォルダの同期には、メールの中のMessage-Id:ヘッダを使います。なので、Message-Idが重なったメールが草稿フォルダやDraftフォルダにあると、同期が狂う可能性があります。その辺ご了承ください。

補足説明:
 ここのオプションをONしてOKすると、もしも草稿フォルダに何かメールがあると、そのメールをIMAP4サーバーにアップロードするかどうかの問い合わせメッセージが出てきます。
 IMAP4サーバーのフォルダ一覧がまだ取得してない状態でここのオプションをONにしようとすると、IMAP4サーバーのフォルダ一覧を取得するかどうかの問い合わせメッセージが出てきます。「はい」を押せばフォルダ一覧が取得されますが、うまくいかない場合は、一度ここのオプションOFFの状態でOKして普通に受信を実行し、それからもう一度アカウント毎設定を呼び出してオプションを操作してください。

gmailの場合の下書きフォルダについて:
 gmailの場合、「Draft」って名前のフォルダが見えるのですが、それとは別に、Webブラウザで見た時に「下書き」ってフォルダがあって、その下書きフォルダが実際の草稿フォルダ相当として動作しているようです。で、この「下書き」フォルダは、初期の設定のままだとIMAP4クライアントからは見えません。
 IMAP4クライアントからこの下書きフォルダを見えるようにするには、Webブラウザでgmailにログインし、設定の「ラベル」ページにて、下書きフォルダの右側にある「IMAPで表示」オプションをONにする必要があります。そのように指定した上で、秀丸メールからは
[Gmail]/下書き
のフォルダを草稿フォルダと同期する指定をすればいいようです。


未読/既読状態の同期
 ここのオプションをONにすると、メールの未読/既読の状態についても同期するようになります。受信時にメールサーバー上のメールが未読か既読か調べてそれを秀丸メールのメールデータ上に反映する動作をするのと、秀丸メール上で未読/既読切り替えした時に、その状態がサーバー上にも反映されます。

ここのオプションをONにすると、受信時に未読/既読一覧をサーバーから取得するため、余計に時間がかかるようになります。


フォルダの削除はしない
 ここのオプションをONにすると、「IMAP4サーバー上には存在しないけども秀丸メール上には存在してるフォルダ」があった時に、それを削除せずに放置します。
 オプションがOFFの場合、そういうフォルダがあると、秀丸メールはそのフォルダを秀丸メール上から削除しようとします。

 IMAP4クライアントとして秀丸メールを使いつつも、同期させずに秀丸メール上にのみ置いておきたいメールがある場合、ここのオプションをONにした上で、何かフォルダを作ってそこにメールをコピーしておけばいいです。


即座に同期
 このオプションをONにすると、秀丸メール上でメールを削除したり移動したりしてIMAP4サーバーに同期させないといけなくなった時に、次回受信時にじゃなくて、即座に同期だけ実行します。
 Version 6.52より、ここのオプションをONにすることでIMAP4サーバーと秀丸メールを接続しっぱなしにして、次回の同期/受信時にログインの手続きを省略して動作するようにしました。


同期予定の確認
 このボタンを押すと、今現在このアカウントでの、メールサーバー上に同期しようとしてるアクション(メールの削除/移動/コピー/アップロード)の一覧が参照できます。さらに、そのダイアログボックス上から同期をすべて消去することも出来ます。

参照:同期予定の確認ダイアログボックス



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